こんばんは、凹凸豆腐です。
先日は母の日でしたね。自分も母のことは嫌いではありませんが、ここ最近で気づいたことがあるので記していきたいと思います。
まず、僕の家庭はかなり複雑で、父親が発達障害グレーゾーン(診察していないだけで恐らく診断が下るレベル)、それを支える母親、父からの遺伝によってADHDに似ている姉、そして父から色濃く気質を引き継ぎ、病院で発達障害グレーゾーンと診断された自分。
なので、今までは自分にこんな特性を遺伝させた挙句子育てを放棄し、いじめに会おうが引きこもりになろうが働けなかろうが放置し続けた父親を心底憎んでいました。
しかし近頃気づき始めたことがあります。
それは、その隣にいる母の存在。
今まで父親だけが悪いと思っていたけれど、本当に母は何ひとつ悪くないのか?
子供2人を育てるにあたり父と別れる訳にはいかなかったと母は言い募りますが、自分や姉が父のことを悪く言うと「根は悪い人じゃないから」と庇うのです。
更には、何かにつけて頑なで自身の意志を曲げようとせずそれを子供にもぶつけます。
そこでこう思ったのです。
あぁ、毒親と連れ添ってきたパートナー、ここでいう母親も完全な白ではないのだと。
確実に黒の父親を離婚という手段で切り離さず子供達と生活させ、たっぷりと罵詈雑言を浴びせて育てたその母にも罪はあるのだと。
一時期、家庭環境が変わったこともあり母とよく口喧嘩をしていました。
でも、きっとそれは無意味なんでしょう。だってあの父親を庇うような人物だから。彼と比べたら幾分もマシだから気が付かなかったけれど、母親がまともとも言いきれない……
だいぶ前、姉に早く家を出て行った方がいいよと囁かれました。姉いわく父の悪口を言う母に嫌気が差したそうです。
恐らく違和感を敏感に察知していたのでしょう。当時母親に依存していた自分に多くは語りませんでしたが、きっと母親を含め、この家には居ない方がいいと助言してくれたのだと思います。
かくいう姉も母には感謝している部分も多く、二人で資金を出し合ってプレゼントをしました。
しかし父親だけを恨むのも違うのかもしれない、真っ当な人間だと信じていた母ですらも所詮は屑のような旦那を捨てずに生きてきたような人間であることに違いはないのだと……今は思うのです。
もしもあなたの親が毒親なら、今一度もう片方の親についても考えてみてはいかがでしょうか。
それでは、また。